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緩和ケアについて
緩和ケアのお勉強
がんと診断されたら緩和ケアについても学びましょう!
まず、がんと言われた・・・この時の動揺や苦しさ、不安も緩和ケアの対象です。気持ちの整理をしながら治療に臨むことが大切です。
診断がついたら治療です。治療についてわからないことはどんどん質問し納得して治療が受けられるようにしましょう。治療による副作用は主治医が対応してくれますが、院内に緩和ケア科があれば相談してみましょう。がんは長く闘病することが多く「共存」することが必要になることが多い病気です。経過の中で再発や転移が生じさらに治療が必要になることもあります。何のために治療を受けるのか常に理解し、その都度納得して治療を受けましょう。
病状が進行してくると、辛い症状が出現し徐々に日常生活に支障がでてきます。それでも自分らしく生きるために緩和ケアを受けながら生活できるよう準備が必要です。
緩和ケアってどこにある?
高知県では7つの病院に緩和ケア病棟があり、それぞれに緩和ケア外来が設置されています。(2019年11月現在)
緩和ケアはどうやったら受けられるの?
①外来受診
通院中の病院から紹介してもらうのが一番簡単で最も理想的な緩和ケアの入り方です。ただ、個人的に予約し外来を受診することが可能な施設もあります。各施設によって外来受診方法、受診日が異なりますので事前に調べておきましょう。病院によって随時見学が可能な施設もあります。
②転院の場合
入院中の病院から紹介してもらいます。転院前にご家族が転院先へ面談を受けに行き、30分から1時間医師や看護師と面談し転院の手続きが始まります。
COLUMN
緩和ケアはまだ早いと言われたら?
緩和ケアは早いうちに受けたほうが良いと言われたので先生に相談したら「まだ早い」と言われ、相手にしてもらえませんでした。実はこれ、緩和ケアあるあるなのです。
担当する医師が治療担当医と緩和ケア担当医、二人になると確かにややこしくなります。しかし餅は餅屋!専門家に任せた方が早く解決できることが多いので、看護師さんや相談員にどうしたらよいのか聞いてみてください。それらのスタッフが橋渡しをしてくれます。

従来治療が終わってから緩和ケアへバトンを渡し、全てを引き継ぐやり方が主でした。

今は治療当初から緩和ケアが並走し、治療を行うのと同等の力が注がれるようになっています。